古川日出男「gift」
2007-08-02 Thu
それは心身を衰弱させるに足る、あまりにも真っ直ぐな絶望だった。
どうも、改行から、カタカナの使い方から、倒置法から、
そこはかとなく春樹臭がすると思ったら、やっぱりそういう出なのか。
あまりにそれを感じたので、最後に筆者のプロフィール見て納得、かつ安心しました。
著者のほかの本を読んでないからまだわからないけど、
この本に限っては、文体のリズムが自分と会わなくて読みにくかったです。
スラッシュ使うのとか、アルパカ(それほどなじみのない動物への強い愛着)だとか、
デジャビュか、ってくらいに春樹。
でも「オトヤ君」は好きだな。
3歳の人間にとって、20年や30年なんて無限だってすごくよく分かる。
1年間の長さ/重みは、長く生きるほど薄れる(スラッシュ使ってみたよ)ので。
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