かもめ通信社::奈良通信～kamome meets deer!～

奈良通信～kamome meets deer!～

2006-01-12 Thu

授乳中。
生まれて１年くらいの子鹿さんです。
母鹿が怖い顔でこっちを見てますね。

出張取材で１泊２日、奈良に行って参りました。
中・高と修学旅行で行って以来ですが、かなり奈良ってすてきですよ。
なんというか、わたしも奈良の良さが分かる年齢になったなぁ、という感じです。
　

のぞみで京都まで。そこから近鉄で奈良に向かいます。
京都駅では「大阪名物豚まん」を食べました。おいしかったけど、なんか間違ってる。

東大寺の二月堂からみた、夕暮れ時の奈良市街。
３月には有名なお水取りが行われるところです。
それにしても、奈良公園、広すぎ。

ホテルが豪華でした！
シングルを予約したのに手違いでダブルになり、しかもドリンク券をくれました。
加湿器も貸してくれたし、大満足。
大浴場も夜遅くに行ったら貸し切りだったので、湯船でストレッチしてきました。

墨造りの作業を取材にいったのですよ。
自然乾燥中です。
大きなものだと、二カ月くらい乾燥させるそう。

こちらは墨の原料となる煤を集めているところ。
菜種油を燃やして、ふたについた煤とにかわをあわせて墨を作るのです。

昔ながらの町並みが残る「ならまち」の薬屋さんです。
陀羅尼丸（字あってるかな？）と正露丸の違いを質問したりしました。
しょうが飴を買ったのですが、本当に辛い。しょうがそのものです。

おなじく、ならまちにある庚申堂。
このあたりは、まるまった猿のかたちの人形？が、たくさん吊されていました。

庚申信仰については、昔興味をもって少し調べたことがあります。
わたしは80年生まれで干支が庚申（かのえ・さる）なのです。
庚申講の話は「枕草子」にも出てきます。
ものすごく簡単に言うと、庚申の日の夜に、体の中から「三尸の虫」っていうのが出てきて天に昇り、神様にその人の悪い所を告げ口するんですって。それで寿命が縮まったりするので、庚申の日は眠らないで酒盛りをしたりするそうです。
その三尸の虫は、こんにゃくと猿が嫌いなんだそうです。猿がグルーミングをしている姿が怖いらしい。
それで庚申堂では猿をまつっているわけですね。