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役者(渡邉優子)

 私も姉ちゃんに「どうして役者やってるの?」と聞かれました。
 う〜ん、なんでだろう?
 私は非常口でもなかったし、演劇部でもなかった。
お姉ちゃんが役者をやっていても、「演劇」という先入観が強く、興味すらなかった。
 
 でも、ななえちゃん達の代の非常口を観て、感動した。
普通の高校生達が、私の目にはテレビに出ている有名人のように感じた。

 すごい!やってみたい!
 でも、私は人前で何かをするのは苦手だし、なにより演劇をやる機会もなかった。
だから演劇を観ることにした。

 でも、観れば観るほど役者をやってみたいという気持ちが大きくなった。
だから、『Goodbye, Christmas Eve』で役者をやれることになって、すごく嬉しかった。

 でも、私が思っている以上に、役者というものは辛かった。
相手とのコミニュケーションや見せ方など、やることが沢山あった。
はっきりいって、やめたかった。

 しかし、公演を終えて、「あぁ、やってよかった」と思った。
 それ以上に「BRIDGEでやれてよかった」とも思った。
 私は今まで、「仲間」と言える人達がいなかった。
中学校の部活もいじめとかがあったし、高校もバイトばかりしていて、友達も少なかった。
 けれど、BRIDGEは私が絶対に知り合えなかった人達との架橋になった。
おもしろくてやさしい人達ばかりだ。
そんな人達と一緒に芝居を創れて、とてもしあわせ。

 私が役者をやっているのは、自分が演劇を好きになったように、
色んな人達にも芝居のおもしろさを知ってもらいたいというのと、
私の大好きな人達と一緒に芝居を創りたいということです。

 BRIDGEで役者がやりたいのです。
(c) 2002,07,04, Thursday 06:13 PM | comments (0) | trackback (0)
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