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『変わらない変化』 (神谷さや香)

こんにちは。ダルビッシュ有と結婚したサエコは、苗字がダルビッシュに変わって、ダルビッシュサエコになったのかなあとか考えている神谷さや香です。
でも、どうやらダルビッシュ有の日本国籍名が「東本 有」らしいので、おそらく東本サエコになったんだと思います。なんだか裏切られた気分です。せめて東本ではなくて東国原だったらよかったのにと思います。

それはさておき、今回の公演『クワイエットライフ』、私は役者ではなく衣装として参加しています。
いつもは、役者と衣装を兼任していることが多いため、なかなか計画通り進まずにギリギリまでバタバタしているのですが、なんと今回はもう完成しているのです!
だから、公演前の貴重な時間も、このようにダルビッシュサエコに費やせるのです。

先日、自分の通っていた大学の文化祭に行って参りました。
研究室を訪ね、当時の友人や先生と「あんなことあったね〜」という思い出話に花が咲きました。
数年ぶりに会った友人に対してお互い「変わってないね〜」と言い合ったのですが、先生はそんな私達を見て「変わったよ〜。」なんて言ってました。
きっと私も友人も、卒業してからそれぞれ違う会社や環境で過ごしていくなかでちょっとずつ変化していて、でも私も友人も変化しているからこそ、お互いの変化には気づかないのかなあと思いました。
だって自分のことだったら、当時から成長したなあとか、逆にダメになったなあとか、そういう「変わったなあ」と思うところが色々ありますもんね。だから相手にだってそんなような「変化」はあるんだと思います。
そういえば、成人式で中学校時代の友人に会った時も、同じように「変わってないね〜」って言い合いましたけど、中学生と選挙権持った成人が実際変わってなかったら逆に問題だろうって思いますもんね。
きっと自分が変化しているから、相手の変化した部分より、相変わらずな一部分に目が行って、そこにちょっとホッとしたりして、「変わってないね〜」って思わず言ってしまうんでしょうね。


今回の『クワイエットライフ』の台本を読んでからというもの、上に書いたような(ダルビッシュは除く)ことを考えることが多くなりました。
以前の稽古場日記にも登場人物の4人を、7年前と7年後で別の役者がやると書いてあると思いますが、私は、その7年後の4人にすごく感情移入します。キャラクターは全部違うのですが、それぞれのどこかに自分が重なったりするので、見ていてなんだか、自分がそこにいてもおかしくないなと思うことがあります。

今週の稽古では、通し稽古が行われました。前回の通し稽古より良くなったところ、逆にうまくいかなかったところ、色々ありましたが、この『クワイエットライフ』も、日々「変化」しております。その「変化」は、本番のその時まで、もしかしたら終わってからも、続くのかもしれません。
当日皆様に、この空気と触れ合ってほしいなあというような、そんなお芝居です。
そして、もしよろしければ、私の作った衣装が部分的に登場しますので、そちらにもご注目ください。

それでは、劇場でお会いしましょう!



(c) 2007,11,07, Wednesday 01:24 PM | comments (0) | trackback (0)
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